大野眞輝 official blog

これから教師になる人に絶対に読んでほしい本7冊

time 2017/09/29





私は小学校教員をやっていました。

今は、辞めてしまいましたが、教員という仕事はとてもとても楽しいです。

日々ドラマの連続で感動することも非常に多いです。

(私がなぜそんな楽しい教員を辞めてしまったかは、この記事では割愛します。。。)

 

ただ、学ぶことを続けていないと学級を持って1か月でクラスが崩壊します。

今や、どの学校でも日常的に学級崩壊が起きています。

先生が日々学んでいると、クラスの子どもたちも成長しようとします。

 

私が教員をしていた時、幸せなことに一緒に学ぶ仲間がいました。

ともに模擬授業をして批評しあったり、お勧めの教育書を紹介しあったりしてお互いを高めあうことができました。

繰り返しますが、教員はとても楽しい仕事です。

でも、それは日々教師が学び続けていれば、です。

これから教師になる人に、この7冊の本を強くお勧めします。

 

1.『新版 授業の腕を上げる法則』著 向山洋一(学芸みらい社)

この本には、授業の腕があがる具体的な原則が10項目記されています。

この一つ一つの原則を意識していくと、本当に子どもたちの反応が変わるのです。

だから、毎日何の原則を意識して授業しようか、と決めて学校に向かっていました。

授業が上手だな、という先生の授業を見ると、不思議とこの10の原則にあてはまっているのです。

 

子ども向けの授業に限らず、大人に対して話をする、セミナー講師をする、という方にもお勧めの一冊です。

 

2.『新版 子どもを動かす法則』著 向山洋一(学芸みらい社)

結構衝撃的なタイトルですが、読んでみるとどこまでも子どものことを考えた内容です。

新卒教師が陥りやすい失敗例も出ていて、読んだ次の日から実践できます。

この本の中に

第一原則 やることを示せ
第二原則 やり方を決めろ
第三原則 最後までやり通せ

と書かれいてます。

これは、学校に限らず集団をまとめる経験している人ならば、必読の書です。

 

3.『向山の教師修業十年』著 向山洋一(学芸みらい社)

初めて読んだとき、一気読みでした。

こんなに子どもたちの事を想って、教師としての生活を送っている人がいるんだ。

俺は何をやっていたんだろう。

と胃が痛くなりながら読みました。

それほど衝撃的でした。

若き向山洋一氏がどのように子どもたちに向き合ってきたのか、その日々が鮮明に記されています。

 

4.『いのちの教科書―学校と家庭で育てたい生きる基礎力』著 金森俊朗(角川書店)

大学時代、友達がこの本を貸してくれました。

それを読んだ私は、心から感動し、教師を目指すことにしました。

この本には、金森先生がどのようにして子どもたちに命を実感してもらうか、その奮闘記が書かれています。

涙なしには読めません。

金森学級の様子は、何度かテレビでも特集されていました。

 

5.『菊池先生の「ことばシャワー」の奇跡 生きる力がつく授業』著 菊池省三(講談社)

「ほめ言葉シャワー」という実践がこの本の中には書かれています。

日直の子の頑張りや成長を、クラス全員でほめるという実践です。

日直は全員に回る役割なので、どの子も一年のうちに何度か、クラスのみんなからほめられる経験をします。

私も、教員時代にこの実践を取り入れました。

効果絶大です。

子どもたちの頭に「人をほめる回路」ができるのです。

すると、子どもたちが普段使う言葉も自然と変わります。

荒々しい言葉が教室から少なくなり、人を認める言葉が多くなるのです。

クラス全体が優しい、ほんわかした雰囲気に包まれます。

子どもたちの言語環境について考えさせられる一冊です。

 

6.『学級リーダー育成のゼロ段階』著 河村茂雄(図書文化社)

私は、この本を教員6年目にして読みましたが、一気に考えが変わったのを今でも覚えています。

集団や組織には段階があります。

最初は、群れのような集団。

それが適切な教育が行われていると、集団が成長し成熟していきます。

その段階によって、指導を変える必要があるのです。

この考えは、当時の私にとっては衝撃的でした。

そうか、一年間同じように教育していてはだめなんだ。

段階に応じて、指導スタイルを変えなければいけなかったんだ。

目から鱗でした。

これと似たようなことを、青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督の原晋氏も本の中で主張しています。こちらも必見です。

 

7.『兎の眼』著 灰谷健次郎(角川書店)

新卒教師と子どもたちのやりとりに何度も涙を流しました。

人間の可能性ってなんだろうか、と考えさせられます。

この本を読んでいた当時、私の新卒教師でした。

学級は全然上手くいっていませんでしたが、この本を読むたびに「きっと自分にだってドラマが起きる学級がつくれる」と心を奮い立たせていました。

何度もこの小説の世界に勇気づけられました。

でも、実際は小説の中の世界より、現実の教員生活の方がもっともっと感動的で、ドラマチックです。

これは確信して言えます。

 

これから教師になる人の希望となる本が見つかったら、幸せです。

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