大野眞輝 official blog

おじいちゃん

time 2017/09/28


おじいちゃんを尊敬している。

 

 

おじいちゃんは、私が小学生の頃、亡くなった。

まだ70近くだった。

 

 

おじいちゃんは、片方の肺がなかった。

塵肺。

昔トンネルを掘っていたから、肺がやられてしまった。

 

 

おじいちゃんは、若い頃、トンネルを掘るために遠くに働きに出ていた。

私の父と、父の2人のお姉さん。

おじいちゃんの兄弟4人、そしておばあちゃんを養うためだ。

 

 

おじいちゃんは、頭がよかった。

でも大学には行かずに、みんなの為に働いた。

だから、おじいちゃんの兄弟もまた、おじいちゃんの為に一生懸命勉強した。

内閣総理大臣から、表彰されて教授になった兄弟もいた。

でも、本当はおじいちゃんが一番頭がよかったらしい。

いつも新聞を読んでいた。

おじいちゃんの投稿した記事が新聞に載ることもあった。

 

 

おじいちゃんは、いつも私を褒めてくれた。

小さい頃、通知表を見せると「おお、これはたまげた!!」と言って、驚いてくれた。

 

 

おじいちゃんは、みんなから尊敬されていた。

おじいちゃんのお葬式の時、おじいちゃんの兄弟はみんなぼろぼろ泣いていた。

「兄貴のおかげで今の俺たちがある。」

そう言っていた。

 

 

おじいちゃんの血が私に流れていると思うと、うれしくなる。

おじいちゃんが見ても恥じない生き方がしたい。

 

 

 




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