大野眞輝 official blog

思春期に反抗期を迎えた方が良い理由~遅れてきた反抗期は厄介だ~

time 2017/09/25






教員時代、

保護者の方に何度も言われたこと。

「先生、うちの子反抗期に入ったみたいで、大変なんです。」

高学年を担任することが多かった自分は、

こんな言葉を返すようにしていた。

 

「親や、教師に反抗することによって、

 子どもたちは社会に出る前にぶつかり稽古をしているんですよ。」

 

この言葉に、安心してくれる保護者の方が多かった。

ただ、私はこの言葉を真に理解していなかった。

なぜなら、私に反抗期がなかったからである。

今なら、自信をもっていえる。

「思春期に反抗期があった方が絶対にいい。赤飯をたいて喜んでいいことです。」

と。

大人になってから反抗期を迎えると厄介だ。

 

子どもは知らぬ間に親の価値観の中で生きている

私は、高校卒業するまでの間、

18年間

両親とともに暮らしていた。

家族の仲もよく、どこにでもある平凡な家庭だ。

私は、

両親から自分の進路や考えを強く否定されることがなかった。

だから、自分の考えで生きていると思っていた。

自分の価値観で生きていると思っていた。

でも、実際は無意識のうちに親の価値観の中で生きていた。

無意識のうちに、親が求めるいい子であろうとしていた。

だから、親から強く批判されることもなければ、

自分から親に反抗することもなかった。

 

大学に入った時から、

実家とは100kmほど離れたところで暮らしていた。

12年間、親もとを離れて

自分の家庭を築き、暮らしていた。

 

そして、30歳になった時。

教員をやめ、

両親、そして兄弟と同じ会社で働くことにした。

妻と子と私で、実家の近くに引っ越し

新たな生活が始まった。

 

そこで、大きな違和感を感じるようになる。

昔は、18年も一緒に過ごしてきた両親、兄と

価値観が合わないのだ。

 

家族とのお酒の場が1mmも楽しめない

この違和感は、

家族とお酒を飲むと露骨に顔を出した。

違和感が容赦なく、私を襲った。

 

両親と兄は、お酒を飲むと

人の批判を繰り返すのだ。

いない人の悪口を言い続ける。

これが、私にはこたえた。

私は、なぜか自分が批判されていなくても、

誰かが批判されていたり、その場にいない人の悪口を聞いていると、

気持ちが下がってしまうのだ。

 

高校卒業してから、12年間。

人を批判しても、仕方がない。

人を変えようと思うなら、自分が変わればいい。

それが私の中のルールだった。

それが、教員をしてきた中で見つけた私の哲学だった。

 

だから、担任した子たちの悪口は絶対言わないと決めていた。

子どもたちが荒れてしまう、背を向けてしまうのは

私の力量不足だと考え、

自分を成長させようと思っていた。

 

そう思っていた私が、

両親と兄を見たとき、

結構がっかりした。

人の批判をし、お酒を飲んで憂さ晴らしをしている。

その光景を見たときに、

価値観が私と違うんだ、ということに気づいた。

 

私が正しいとは、思っていない。

人それぞれ、価値観が違ってもいいと思うし、

人の価値観を否定するつもりもない。

 

でも、両親や兄と、私の価値観は全く別の方向を向いていることに

この時気づいてしまった。

 

今が反抗期 親の価値観で生きるのはやめると決意する

私は、自分の家族が大好きだった。

両親も兄も大好きだった。

でも、今は価値観が合わない。

この落差で正直落ち込んだ。

でも、仕方がないことだ。

いつか、親の価値観と子どもの価値観が合わなくなる時がくる。

それが、反抗期だ。

 

私に、今遅れて反抗期が来ているだけなのだ。

私は、思いっきり反抗してみようと思う。

親や兄の価値観に反抗し、

そして自分の価値観を確立させたときに、見えてくるものがある。

自分の価値観を確立させたときに、

私は本当の意味で縛られることのない

自由を手に入れることができる。

 

繰り返すが、

今は思いっきり反抗してみようと思う。

遅れてやってきた反抗期は厄介だ。

でも、それを超えたときに

思いっきり両親と兄に感謝し、

親孝行、兄孝行をする。

 

私は、家族がやっぱり大好きなんだ。




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