大野眞輝 official blog

どん底であり続けることはない いつか自然と上を向きたくなる

time 2017/09/26


私は、2年前うつ病にかかった。

気持ちの糸が切れたように、何もできなくなった。



何度も襲ってくる自己嫌悪

当時、私は小学校の教員だったのだが、

気持ちの糸が切れた日から、

学校に行けなくなった。

心では

「学校に行かなくちゃ!!」

と思う。

でも、身体がついてこない。

そのジレンマに何度も襲われた。

子どもたちへの申し訳なさが心を襲った。

 

何に対しても意欲が持てなくなった。

うつになる前は

どちらかといえば、向上心が強いタイプであったが、

その気持ちが微塵も出てこない。

本当に不思議だった。

 

大好きだった読書もできなくなった。

本を読むことが辛い。

作者の考えが自分の頭に入ってくるのが、

辛い。

普段なら何も考えずに楽しんでいた読書も

大きな負荷を感じるようになった。

 

一日中ゲームしかできない

唯一できたこと。

それはゲームだ。

テレビゲームを一日中やった。

それしかできなかった。

テレビゲームをやっている時間だけは、

何も考えずにいられた。

ゲームをやっていないと、また罪悪感に襲われる。

だから、ゲームをすることでその気持ちを紛らわしていた。

自分の頭をゲームでいっぱいにすることで

心を保とうとしていた。

昼も夜も関係ない。

そもそも夜になると、

罪悪感が最高潮に高まって寝られない。

だからゲームをする。

昼近くに起きて、またゲームをする。

日々その繰り返し。

 

私はもともとゲームが好きだったわけではない。

社会人になってからゲームに費やした時間は、

本当に1分もなかった。

うつ病にかかるまでは。

 

私には、奥さんもいた。

息子もいた。

それでも、ゲームしかできなかった。

二人には相当心配をかけた。

本当にどん底だった。

一歩も前に踏み出せない、

そんな気がしていた。

 

どん底であり続けることはない

今思い返すと、本当にどん底だった期間は

約2か月だった。

どん底の期間は、ゲームしかしていない。

それ以外の活動は、

食事などの生活するのに最低限の営みだけ。

 

ただ、人間とは不思議なもので、

ある一定期間何もせずにいると、

少し気持ちが和らいでくる。

何かしてみようかな、と少しだけ思えてくる。

 

うつにかかった時は、

あんなに何もできない、と思っていたのに、

気持ちが少しだけ上向いて、

何かしたいと思えてくる。

 

だから、

一番大事なことは焦らないこと。

いつか上向く日が来ると思い、

焦らずにどん底の時期を過ごしてもいいのだと、

今は強く思える。

 

長い人生を生きていれば、

誰だって廃人のように何もできない時期が

1度や2度は来る。

だから大丈夫なんだ。

 

そもそもうつになる人は、

それまで人生を全速力で駆けていた人が多い。

だから、ちょっと立ち止まったところで神様は怒らない。

バランスがとれて丁度いいくらいだ。

 

うつになっても大丈夫なんだ。

どん底に落ちても大丈夫なんだ。

人間が本来持っている、

どん底からでも上を向こうとする力を信じる。

 

多分、何もしていないどん底の時期にだって、

人間の頭の中は少しずつ整理されているのだろう。

今までの生き方を棚卸して、

もう一度、整頓して一つ一つの荷物を

自分の心の中にしまっていく。

そんな作業をゆっくり、ゆっくりしているのだろう。

 

だから、どん底でも大丈夫。

うつでも大丈夫。

 

この想いが、

苦しんでいる人たちの心を少しでも軽くしてくれたら、

幸せです。



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