大野眞輝 official blog

人生は歯車

time 2017/09/22


“人生は歯車”

この言葉は私の母親が私にくれた言葉です。

この言葉のおかげで、私の人生は間違いなく好転しました。



 

大好きだった野球 でもある日突然投げられなくなる

大学生の時、

私は野球に毎日明け暮れていました。

サークル活動ではなく、野球部としてほぼ毎日練習を行っていました。

私の10代から20代に移り変わっていく青春時代は、

野球一色だったのです。

その当時、私は大学卒業後も野球をやりたいと考えていました。

野球がやれればなんでもよかったのです。

クラブチームでも、社会人野球でも。

とにかく大好きな野球を少しでも長く続けたい。

その一心でした。

ただ、人生はそう思った通りにはいきません。

 

順調だった野球人生も、大学二年の時に転機が訪れます。

私は、精神的なプレッシャーからか、

ボールが投げられなくなってしまったのです。

“イップス”

と呼ばれるものです。

ピッチャーだった私が、

キャッチャーにボールを投げようとすると、

2バウンドも3バウンドもするような暴投になってしまうのです。

ストライクが投げられるとか、

試合で投げられるとか、そういうレベルではありません。

投げても投げても大暴投でした。

さすがに、私も相当落ち込みました。

 

気分転換にストリートライブを・・・

どんな風に練習しても、

どんな風に考えても、

ボールを投げようとすると心臓がドキッとするのです。

そして、腕は思うようにふれなくなり、

何度投げても大暴投。

 

しばらく落ち込んだのですが、

「このままではダメだ!」

と思い、私は気分転換もかねてストリートライブをすることにしました。

もともと、何か気分が落ち込んだ時には、

家でギターを弾いていたので、

「家で弾くのも、駅で弾くのも変わらないじゃん!!何か行動しよう!!」

と考え、即繁華街のある駅に向かいました。

 

歌に自信のあった私でしたが、

ストリートライブはそう甘くはありません。

初日は2時間ほど歌ったのですが、

誰もとまってはくれず・・・

その次の週もライブを行ったのですが、結果は同じく

観客0!!!!

結局、ストリートライブをしたのに余計に悩みが増えてしまいました。

「野球がやりたくて大学に行ったのに、俺は何をしているんだ・・・」

 

久しぶりに実家に帰り母に相談すると・・・

そんな中、久しぶりに実家に帰る機会がありました。

その時、私は特に何も考えず、母親に相談をしていました。

「最近、野球が上手くいかないな。

それで、気分転換にストリートライブを始めたんだけど、

なんかそれも気持ちがのらなくて。」

 

すると、母親が話してくれました。

「人生は歯車だよ。」

「???」

何を言っているんだ、と私は思いましたが、母親はさらに続けました。

「人生は、歯車。

 まず、一つのことを思いっきり楽しんでごらん。

 そうすると、その一つの小さな歯車が回りだす。

 そして、その歯車とかみ合うように、隣の歯車が回りだす。

 気づいたら、人生そのものが楽しく感じだす。

 だまされたと思って、やってごらん!!」

なんか、妙に納得している自分がいました。

よし、と思えたのです。

 

ストリートライブに人だかりができる

あの言葉が転機になりました。

ストリートライブをまずは目いっぱい楽しむことにしました。

今、自分が抱えている不安。

悩み。

そんな想いが歌にのって、雲に流されていくようなイメージで歌い続けました。

すると、

お客さんが一人。また一人。

気づいたときには30人ほどの人だかりができていました。

「あの、いつ歌っているんですか?」

「毎週、日曜日歌っているんですか?また絶対来ますね!!」

そんなお客さんの嬉しい声をいただけるようになったのです。

一つの歯車が確実に動き始めました。

 

本当に回り始めた隣の歯車

一つの歯車が回るにつれて、本当に他の歯車も動き始めました。

まず、出会いです。

私は、そのストリートライブで妻と出会いました。

たまたま、彼女が好きだった曲HYの「Song for」を私が歌っていたのです。

それを聞いて、彼女は立ち止まって聞いてくれたのです。

素敵な出会い、という歯車も回り始めました。

 

そして野球の歯車も回り始めた

そして、野球の歯車もまた回り始めたのです。

イップスという症状が出て

投げられなくなってから1年がたっていました。

もう、大暴投を投げることもなくなりました。

 

この野球の歯車が回るまでの間、

何度野球部をやめようと思ったかわかりません。

でも、やめませんでした。

野球が大好きだったからです。

大好きなら、きっとまた歯車が回り始める。

そう信じていました。

 

そして、歯車が回り始めた時、

野球を心から楽しめている自分に気づけました。

 

母親の言葉があったからこそ、

今も私の人生の歯車は回り続けています。

 

 




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