大野眞輝 official blog

会社辞めるけどさ、会社には感謝しています。見たことのない世界を見ることができました。

time 2017/10/18







私は、今勤めている会社を辞める。

関連記事:会社を辞めます!【決断編】

本日、そのことを初めて社長に告げた。

 

私が勤めている会社は、空調工事の会社。

父が社長、兄が専務、母が事務をしている完全な家族経営だ。

だから、正直このまま家族との縁が切れてしまうのではないか、と感じ不安に思う気持ちもある。

でも・・・それでも、ここで立ち止まったら何もできない。

だから、辞める。

 

私が今の会社で働いた二年間。

それは、意味のない無駄な日々だったのか。

否、そんなことはない。

これから始まる日々のために、必要不可欠な日々だった。

様々な学びの日々だった。

 

学び1【自分に向かないことだってある、嫌いなことだってある】

私は、以前小学校の教員をしていた。

楽しい日々だった。

当時、私はこんなことを思っていた。

 

どんな仕事でも努力すれば天職になる

 

でも、今になってこの考えは違った、と思える。

今、私は建築業の仕事を楽しめない。

1mmもだ。

仕事が楽しくなるように、努力もした。

勉強もした。資格もとった。

でも、楽しいと感じる瞬間が、なかった。

だから、今はこう思っている。

 

どんな仕事でも好きで、その仕事を努力すれば、天職になる

 

嫌々、仕事に取り組んでいても、本当に能力が身に付かない。

「よし!!!」と気合を入れて、努力してみたところで、たかが知れている程度しか能力が伸びない。

 

また、工事現場では、監督という立場ではあったものの、様々な作業をした。

力作業、手作業などなど。

教員の時には、触ったことのない工具を使って、まるでしたことのない作業をする。

初めての作業ばかり。

また、現場では大のオトナが言い争っている姿を見るのも日常茶飯事だった。

私自身がその闘いの真ん中にいることもあった。

(現に、今日もブチ切れた)

 

そうすると、自分に向いていないことも分かってくる。

細かな手作業。

力作業。

人と争うこと。

感情的に話すこと。

立体的に建物の構造をとらえること。

 

これら全てを自分が不得手にしていることが分かった。

自分に向いていないことをやっているストレスは本当に計り知れない。

だったら、向いている、そして好きだと思える仕事をとことんやって、自分の力を伸ばしていく方が、よっぽど社会に貢献できる。



学び2【自分のやらないことを見極める】

向いていないこと、嫌いなことが分かると、自分の人生においてやらないことが見えてくる。

  • 手作業の仕事
  • 力仕事
  • 立体感が必要な仕事
  • 人と感情的に争うこと、言い争うこと
  • 他人のせいにすること
  • 愚痴、泣き言。また、そのようなことが飛び交う環境に身を置くこと。
  • 人を見下すこと
  • 威張ること
  • 人をいじめること
  • 心無い言葉を言うこと
  • ズルすること
  • 他者や社会に貢献できないこと
  • ゲーム、賭け事

 

このようにやらないことが分かれば、自然とやりたいこと、自分の人生の中でやるべきことが見えてくる。

自分の得意なこと。

好きなこと。

その輪郭がはっきりとしてくる。

 

これは、絵画に例えると、背景を描くことによって、本当に描きたい題材がはっきりと浮き立ってくるようなものだ。

 

今の仕事を通して、自分がやるべきではないことがはっきりと見えてきた。

何でも自分ならできるでしょ!!努力次第でしょ!!と考えていた自分にとって、やるべきではないことがあるということは、大きな学びだった。

関連記事:やらないことをきめる これが人類の繁栄の歴史をつくりだした

 

学び3【多くの人がお金に困っている】

公務員だった頃は分からなかったことが、これだ。

 

職人さんは、常に今の仕事をこなすことで、一日にどれだけの収入が入るのか考えながら働いている。

私の会社でも、この工事が終われば、いくらの利益があるのか考えながら仕事をする。

 

利益を上げるために、時には昼も夜も関係なく働く。

寝る間も惜しんで働く。

それでも、人はお金をもっと欲しがる。

もっと稼げないかと考え、お金について悩む。

月収30万の人も、月収100万の人も、お金に悩む。

 

まさに、私たちの多くはお金の為に働いているのだ。

 

だからこそ、これからの時代はお金ときちんと向き合うことが大事になる。

自営業をしている職人さんも多く、その人たちと話す中でよく分かった。

 

学び4【社会は不条理に満ちている】

工事現場に行き、よくわかった。

人は、人をいじめ、攻撃する生き物だということ。

だから、世の中は不条理に満ちている。

 

現場を見渡すと、いつも誰かが怒鳴られている。

“指導”という名のもとに、上司は感情をぶちまけている。

発散している。

 

もし、本当に指導ならば、相手の成長を一番に考え、声をかける。

時に、叱る。

 

でも、度々現場で聞こえてくる怒鳴り声は、指導ではない。

怒りであり、感情の発露だ。

これは、指導ということをいつも考えていた教員時代の私の経験があるからこそ、感じることだ。

 

愛がある叱り方は、見ればすぐにわかる。

現場には、怒りが横行している。

指導という理由をつけて、怒りを上手く発散する人間になるもんか!!

そう自分自身に宣言できた。

 

学び5【私はいつも守られていた】

私は、教員だったときにうつ病になり、教員を辞めた。

関連記事:うつ発症

自分自身が丸裸になった。

自分の良いところも悪いところも、全て見えた。

 

そして、なんとか気持ちを立て直し、今の会社に転職した。

私は、今の会社があったから、社会復帰ができた。

うつだった自分も、衣食住に心配することなく暮らせる。

そんな中でもう一度、人間らしい日々を取り戻すことができた。

今の会社を通して、世の中を体感することもできた。

 

ただ、そこに甘えもあった。

家族と一緒の会社なら、なんとかなる。

この私自身の甘えが私を苦しめた。

ハングリーになりきれない。

でも、会社に居続ける。

なんとなく働く。

そんな日々。

 

今、完全に心がうつ病になる前の状態に戻った。

やっと、夢がまた持てた。

でも、それはこの建築業の中にはない。

 

だから辞める。

甘えもすべて断ち切って、辞める。

 

今の会社が私を立ち直らせてくれた。

だから感謝しているけど、もう旅立ちの時だ。

自分の足で歩いていく。

 

最後に

今の会社があったから、私は今の考えに至っている。

独立を目指そうという気持ちになれた。

だから、意味がない日々では決してなかった。

 

今まで考えもしなかったことを考えるようになった。

見えなかった世界も見ることができた。

確かに、会社にもこの建築業界にも不満はたくさんあった。

でも、だからこそ変わろうと思えた。

 

今の会社には感謝している。

父にも兄にも母にも、きちんと感謝の気持ちを伝えて辞める。

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