2024/09/09
社会人にとっても、学び続けることは、一定以上の成果を出すためには絶対に必要です。
しかし、ひとえに学ぶといっても、
どのような情報手段を使って学べばいいのでしょうか。
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【4種類の情報手段】
学ぶための情報手段としても、大きく分けて次の4つがあります。
「書籍などの文章から学ぶ」
「CDなどの音声から学ぶ」
「DVDなどの映像から学ぶ」
「セミナーなどの対話から学ぶ」
【文章から学ぶ】
私は、学びのはじめのステップとしてまず、
「書籍などの文章から学ぶ」ことをお勧めします。
本は非常にお手頃な価格であり、学び初めには非常に適しています。
また、本は何度も何度も読むことができ、
読むたびに学びが深まっていきます。
例えば、1000円で買った本。
一回読んだ時点の学びの価値は、1000円です。
しかし、2回読むと、学びが深まり、2000円の価値。
4回読むと、さらに学びが深まり4000円の価値、
というように価値がどんどん高まっていきます。
一方、本に支払った対価は、1回読んだだけだと、1000円。
しかし、2回読んだ場合は、2回読んで1000円なので、1回分の対価が500円
4回読んだ場合は、1回分の対価が250円、
というように対価は低くなっていきます。
つまり、本を4回読めば、対価は250円。
学びは、読むほどに深まるので価値が4000円となります。
こじつけのような考えかもしれませんが、
私はこのように考え、本で学ぶ価値を重要視しています。
さて、ある程度、本によって文章で学びを深めていくと、
壁にぶちあたります。
私は元小学校教員であり、TOSSという教育研究団体で学んでいました。
TOSSの先生方が出版した本の中に、
次のような子どもへの指示が書いてありました。
「教科書、四角の4の問題。ノートに解いたら、持っていらっしゃい。」
この指示の最後「持っていらっしゃい。」というフレーズが、
どのようなトーンで、
どのようなボリュームで言えばいいのかわからないのです。
私が、真似をして教室でこの指示を使うと、どこか冷たい感じがしてしまいます。
本からの情報、視覚からの情報のみでは、
限界があるのです。
【音声から学ぶ】
そこで、次の情報手段の
「CDなどの音声から学ぶ」
が大事になります。
実際に、私は憧れの先生の授業の音声CDを購入して聴くことにしました。
価格は、本よりも高くなりますが、
その分の価値が十二分にあります。
私が想像していたよりも、明るく、トーンが高く、嫌みのない、
それでいて凛とした声で憧れの先生は指示を出していたのです。
聴覚からの情報で、
学びは一層深まります。
【映像から学ぶ】
さらに、私は学びをすすめました。
「DVDなどの映像から学ぶ」
を行ったのです。
これも衝撃でした。
本だけでは、厳しい指示の出し方だな、と思っていたのですが、
実際映像で見ると、その憧れの先生は満面の笑顔で指示を出していたのです。
やはり、文章より、音声。
音声よりも映像の方が、圧倒的に学びが深まります。
それは、
映像だと視覚と聴覚をフルに活用できるからです。
【ライブで学ぶ】
そして、学びの最終形態は
「セミナーなどの対話から学ぶ」
です。
これは、今までの学びとは比較にならないほど、
インパクトが強いです。
セミナーで実際に憧れの先生の模擬授業を受けた時には、
感動しすぎて、頭がスパークしました。
憧れの先生の話すテンポやリズムは、
私が想像していたそれと全く別物でした。
絶対に、文章だけでは表現しきれないものです。
私はその先生の模擬授業にどんどんと惹き込まれていきました。
また、学びはその先生の話し方、
指示の出し方だけにとどまりませんでした。
その授業を受けて、会場全体がどのような雰囲気になるのか、
どのような時に笑いが起きるのか、
どのような時に感動が起きるのか。
その場の空気を全身で感じることができるのが、
ライブの魅力の一つです。
さて、セミナーでの学びが一番大きくなるのは、
実はそのあとの懇親会です。
セミナーで登壇された先生方と近くで話をすることができるのです。
そこでは、憧れの先生方が、どんな考えで日々を送っているのか、
どのようにして日々学んでいるか、様々な情報が聞けます。
また、セミナーでは決して話すことができない裏話なども聞けます。
ある時には、憧れの先生がギターを弾いてくれました。
そのギターにのせて私は歌わせてもらうことができたのです。
本当に感無量でした。
その時、私はこう思いました。
「きっとこの先生の学級も、こんな風に伸び伸びと楽しい空気に包まれているんだろうな。」
これらのセミナーが、
のちの私の学級経営、授業に大きな影響を与えてくれたことは、言うまでもありません。
セミナーに出ると、
参加費だけで一万円以上、
懇親会費で5000円、
交通費で一万円。
合わせて三万円近く出費します。
しかし、私はその出費以上の学びを得ることができました。
ライブで学ぶことが、費用対効果を考えると、一番お勧めできます。
【まとめ】
ぜひ、学びを
「文章→音声→映像→ライブ」
と深めてみてください。
その時々できっと、感動があります。