2024/09/09
素直な人ほど、
スポーツの世界でも
勉強の分野でも
ビジネスの分野でも
伸びていく。
結果が出やすい。
これは間違いない。
ただ【素直】とはどういう状態のことを言うのか。
【素直な人】の共通点とは何なのか。
それを記事にします。
1.優秀な人と出会った時の態度でわかる
自分より優秀な人と出会ったときの態度。
これが【素直さ】を持っている人かどうかの判断基準になる。
素直ではない人はどうするか。
例えば、その人はラーメン屋を営んでいたとする。
あまり繁盛していないラーメン店だ。
お店も暇なので、研究がてら他の繁盛しているラーメン店を食べに行った。
そして、食べて思うこと。
「なんだ。こんなラーメン大したことないな。」
「俺の作るラーメンの方がよっぽど美味しいや。」
このように思う人が素直ではない人だ。
一方、素直な人はどうするか。
同じシチュエーションでも全然違う反応を見せる。
繁盛しているラーメン屋のラーメンを食べた瞬間、こう思う。
「素直にうまい!俺の作るラーメンと何が違うんだ?」
「俺のラーメン屋とは、内装が違うな。」
「俺のラーメン屋よりも、サービスが整っているな。」
「回転率がよくなる工夫がされているな。」
お分かりだろうか。
素直な人はまず相手の良さ、素晴らしさを素直に認めるのだ。
そして、その後、自分との差を感じ取り、
どうしたらその差を縮めることができるのか、
考えることができるのだ。
素直ではない人は、これができない。
「自分のラーメンが正しい」
と思っているので、
優秀な人との差も分からないし、その差を埋める行動もできない。
要は
優秀な人と出会った時に、相手の良さからきちんと吸収できるかどうか
ということが大事なのだ。
自分の方ができる、
とか
自分の方が優秀だ、
というプライドやちっぽけな見栄があれば
その人は一生伸びることができない。
成長できない。
2.スポーツでも相手を認めることができる人が結果をだしている
今から10年ほど前、
競泳の北島康介選手が平泳ぎで
世界記録を何度も更新していた。
北島選手はその時、どのような心境で臨んでいたのか。
答えは
「ライバルは自分の力を最大限発揮させてくれる大切な存在」
だ。
北島選手は当時
脳外科医の林成之氏の指導を受けていた。
どう考えたら、脳は最大限のパフォーマンスを出せるのか、を
学んでいたのだ。
ライバル=敵、負けたくない存在
と考えることも大事だ。
それによって努力できる。
しかし、この考えのまま、レースに挑むと、100%の力を発揮できない。
なぜか。
人間はもともと
「仲間をつくりたい」
という本能を持っているのだ。
だから、
「ライバルに勝ちたい」という想いと
「仲間になりたい」という本能の間に矛盾が生じて
過度な緊張状態ができあがってしまうのだ。
試合になると、ガチガチに緊張してしまうのは、
これが大きな原因だ。
そこで、この「仲間になりたい」本能を上手く使うために
「ライバルは自分の力を最大限発揮させてくれる大切な存在」
「ライバルがいるから自分は力を伸ばすことができる」
と素直に相手を認めるのだ。
感謝の気持ちを持つのだ。
北島選手はこの思考を持つことによって
世界の大舞台でも活躍することができた。
3.相手を認める 相手の良さから学ぶ
相手を認めたり、
相手の良さを素直に受け入れ、そこから学ぶ。
書くのは簡単だが、
実際にやるのは難しい。
例えば結果を自分より出している人が
年下だったりすれば
なおさらだ。
それでも、自分自身のプライドや我をいったん脇に置いておいて
素直に学び続けることができれば
その人と、自分との差が分かる。
差が分かれば、あとは改善策がみつかる。
日々改善していくだけだ。
私は、
会社員時代に
世の中の成功者との差を考え続けてきた。
悔しかったし、自分のできていない部分を認めたくなかった。
でもそのままでは変わらない。
だから、素直に学び続ける決断をした。
思い返すと、本当にそれがあったから
今があると言える。
もちろん、今に満足したわけではない。
もっともっと素直な心をもち成長して、
今度は私自身がこれから成長していく人を支えていきたい。