2024/09/09
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お金持ちになるのは、ビジネスオーナーになるか、投資家になるか、しか選択肢はない
失敗をどう捉えるか。
それによって、その人のこれからの未来は
大きく変わっていきます。
この記事では、
失敗をこれからの成功につなげる思考について
紹介します。
1.ロケット開発の父 糸川英夫の教え
ロケット開発の父に糸川英夫氏がいます。
その方が、子どもたち相手に
勉強を教える機会があったそうです。
糸川氏は次のように子どもたちに言いました。
『糸川英夫の入試突破作戦』からの引用です。
消しゴムをもっていると、
間違えるとすぐ消す。だから同じ間違いを
何度もくり返す。消しゴムをもたせないで、
間違ったところに☓をつけておくと
二度と間違えなくなる。ノートをみるたびに
「間違いの記録」を
見せつけられるからである。
糸川氏は子どもたちに消しゴムを持たせないのです。
これは糸川氏自身が、ロケットの開発をするうえで
身につけた
失敗学
だったのです!
実はこれ、
私も小学校の教員時代に行っていた指導法です。
例えば、算数の時間。
ノートに問題を解かせたとします。
その答えが間違っていた場合、
その答えに大きく×をつけるのです。
そして、正しい答えを横に赤鉛筆で書かせます。
ここで大事なこと。
それは
絶対に間違えた答えを消しゴムで消させない
ということです。
2.子どもたちは間違えを消しゴムで消したがる
この指導を行うと、
子どもたちは最初戸惑います。
どうしても間違えの回答を消しゴムで消したがってしまうのです。
しかし、これをやってしまうと、
子どもたちは何度も同じ間違いを繰り返してしまうのです。
だからこそ、間違えの回答はきちんと残しておくのです。
私は子どもたちにこのように話していました。
「失敗は宝物です。
その失敗をきちんと残しておきましょう。
この宝物を消しゴムで消してしまえば、いつまでたっても正解には辿り着けません。
失敗をもとにして、正解に辿り着けばいいのです。」
こんな風に話すことで子どもたちは納得してくれました。
そして、不思議なことに
どの教科もテストの点数がすごく高くなるのです。
3.大人も同じ
今回は子どもの例を紹介したのですが
これは大人にとっても大事な考え方です。
多くの大人は仕事などで失敗した時
飲みにいったりして、その失敗を忘れようとします。
また、失敗したことに対して必要以上に落ち込んだりします。
でも、今の日本において
仕事の失敗をしたからといって命の危機に脅かされることはほとんどありません。
(工事現場など生命の危険にかかわるものは別ですが、ほとんどの仕事は命を落としません)
だからこそ、
失敗した事例を冷静に見つめなおし
客観的に何がいけなかったのか判断すればいいのです。
落ち込んでいる暇や、
失敗を忘れようとしている時間こそがもったいなのです。
失敗をいかして、次に改良していけば
自然と成功に近づいていくわけです。
だから、ロケット開発の父 糸川英夫さんの言葉は
なにも子どもに向けただけの言葉なのではなく
大人に向けても大事な言葉だったのです。
失敗は消しゴムで消さない!
失敗したら、改良して成功に近づける!