大野眞輝 official blog

やらないことをきめる これが人類の繁栄の歴史をつくりだした

time 2017/10/11







今、私自身が力を入れて取り組んでいること。

それが、

やらないことを決める

ということ。

 

このことは、実業家の金川顕教氏が著書の中で繰り返し主張していることです。

私も、この本を読んで、自分自身のやらないことリストを作成しました。

  • テレビを見ない(家族と映画などを楽しむとき以外)
  • 二次会に参加しない(大抵二次会まで行くと愚痴大会になる)
  • ネットサーフィンしない(時間を決めて、SNS等をチェックする)
  • 現場で極力自分で作業しない(あくまで私の立場は工事の現場監督)
  • お酒は二日に一度しか飲まない(お酒を飲むとついテレビをみてしまう)

このように、やらないことを決めることによって、時間が生まれ、本当に自分がやるべき事柄に対して集中できます。

これは、人類が歩んできた歴史をふりかえっても、理にかなっています。

 

1.自分でやることだらけだった石器時代

時は、石器時代。

まだ狩りをして暮らしていた頃です。

 

「ああ、魚が食べたいな。」

ある人A君が、そう考えました。

このA君が一匹の魚をゲットするのに、一体どのくらいの時間がかかっていたでしょうか。

 

①釣り針を作る 2時間

まず、魚を引っかける釣り針を作る必要があります。

これで最低でも2時間はかかっていたでしょう。

 

②釣り糸を作る 2時間

魚を引く糸を作らなければいけません。

その材料を調達し、糸にしていく。

これも最低でも、2時間はかかります。

 

③魚を釣る 2時間

魚を釣るノウハウなど、当時はありません。

魚一匹を釣り上げるのに、2時間はかかっていたでしょう。

合計、6時間です。

魚一匹をゲットするだけで、最低でもこれだけの時間がかかっていたのです。

 

昔の人って、のんびり優雅に暮らしていたのだろう、と思われがちですが、逆です。

やることが多すぎたのです。

これは、昔やっていたTV「いきなり黄金伝説」の無人島生活を見ているとよくわかりますね。

食事の準備。

お風呂を準備。

寝床の準備。

ほとんど寝ずに行っていましたね。




2.交換と分業を行った人類

最初は、何でも自分でこなしていたのですが、それでは時間がいくらあっても足りません。

そこで、人は考えました。

 

「そうだ!魚を釣る作業はB君に代わりにやってもらおう。

そうすると、次のようになります。

①釣り針を作る(自分でやる 2時間)

②釣り糸を作る(自分でやる 2時間)

③魚を釣る(B君)

魚を釣る作業は、人に任せて自分ではやらない。

自分は、釣り糸と釣り針を作って、B君に渡すだけ。

やらないことを決めることによって、4時間で魚がゲットできます。

(もちろん釣ってもらった魚はシェアします)

 

さらに、あることに気づきます。

「そうだ!釣り糸を作る作業はC君に代わりにやってもらおう。

そうすると、次のようになります。

①釣り針を作る(自分でやる 2時間)

②釣り糸を作る(C君)

③魚を釣る(B君)

自分は釣り針を作るだけ。

釣り糸はC君に作ってもらう。

その釣り糸と釣り針をB君に渡し、魚を釣ってもらう。

2時間で魚がゲットできるようになりました!!

これこそが人類があみだした「交換」「分業」です。

 

さて、自分でやることは、「釣り針をつくること」だけ。

そうなると、それだけに集中できるので作る効率が良くなっていき、品質も向上します。

これによって、時間がどんどん生み出されていきます。

「交換」「分業」を行うと、時間が生み出されるのです。

3.私たちの身の回りにあるモノ全て「交換」「分業」で手に入れたモノ

普段生活で使っているモノ。

例えば、スイッチ一つ押せばご飯が炊きあがる炊飯器。

例えば、スイッチ一つ押せば洋服を洗うことができる洗濯機。

これらは、全て自分自身で作ってもらったものではありません。

他の人が「分業」によって作りだし、それをお金と「交換」に手に入れたモノです。

 

 

「私は、自動車も作っています。炊飯器も作っています。エアコンの工事もしています。」

という人はまず見かけません。

「分業」されていて、「専門化」が進んでいます。

「分業」「交換」これこそが、人類が繁栄してきた大きな要因です。

 

4.何でも自分でやってしまう完璧上司は損をしている

でも、多くの会社には、このような上司がよく存在します。

自分で何でもこなせてしまうタイプの上司

 

接待もでき、営業もでき、新たなプロジェクトの企画・運営もでき、何でもできてしまうタイプです。

でも、これって自分ひとりだけの力を必死で伸ばしているに過ぎません。

このようなタイプの上司は、自分にも厳しく、相手にも厳しい傾向が強いです。

 

「人に任せるぐらいなら、自分でやった方が早いや!!」

と言って、自分だけの力でどんどん仕事を進めてしまいます。

 

しかし、これは人類の繁栄の原則「分業」「交換」を全く無視しています。

無人島で生活していて、一人で食事も住居作りも狩りも農作も行っているようなものです。

結果は出せても、圧倒的に時間がなくなる。

1人で結果は出せても、100人の人と「分業」「交換」した結果には遠く及びません。

 

1人だけで成果を出すのではなく、自分しかできないことは何なのか選択する。

そして、部下に任せることが可能な仕事はどんどん振ってあげて、その人に責任感と仕事の愉しみを与えてあげる。

 

長い目で見れば、このようにする方が圧倒的に大きな成果となります。

 

5.最後に

人間はみな、不完全です。

誰でも不得意な分野があります。

その不得意な分野を自分だけで努力してカバーするのではなく、人にお願いすることでカバーしてもらう。

その代わりに、自分が得意な分野では、精一杯人の為に働く。

「やらない」ことを決めるから、「やる」ことに集中でき、本当の意味で人の役に立てます。

 

人間は、そんな風に自分の弱さをお互いにカバーし合いながら、繁栄してきたのです。

人間は、お互いの違いを認め合いながら、長い歴史を刻んできたのです。

 

さあ!!

今日からやらないことを決めよう!!



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