2024/09/09
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お金持ちになるのは、ビジネスオーナーになるか、投資家になるか、しか選択肢はない
日本人は
100点満点を目指しやすい民族です。
でも、
これではその人本来の力を発揮することはできないのです。
では、どうすればいいのか。
そのことについて記事を書いていきます。
1.減点主義
日本人は、100点満点を目指そうとする人が多いです。
これは、きっと日本の教育が影響しているのでしょう。
小さい頃から行われてきたテストは基本的に100点満点。
仮に80点をとったとしたなら
100点―80点=20点
あと20点分の努力が必要と無意識のうちに思ってしまうのです。
つまり100点から減点して、これからの努力を考えてしまうのです。
しかし、この思考では決して大きな結果
奇跡的な成果を出すことはできません。
突き抜けた結果も出にくいのです。
それはなぜでしょうか。
2.脳がゴールを意識してしまう
100点をゴールだとすると、
80点とった場合、あと20点だけ努力すればいい、と思ってしまうのです。
さらに80点だった人が次に90点をとった場合、
あと10点でゴールだ、と思ってしまうのです。
この
「あとちょっとでゴールだ」
という感覚が危険なのです。
脳は、ゴールを意識した瞬間に
本来持っている力を抑えてしまう性質を持っています。
勝手にセーブモードに入ってしまうのです。
「最後の詰めが甘い」
という言葉があるように、人間は終わりやゴールを意識すると
ミスしやすくなるのです。
100点というゴールは人の脳を弛緩させてしまう、ということです。
3.反省会議もだめ
また、100点ゴールの減点主義で考えしまうと、
どうしても
「反省」
という言葉を使いがちです。
これも良くないのです。
「反省」という言葉には
どうしても
「残念」「悔しい」
などの感情面が入ってしまいます。
これでは、起きた結果を冷静に分析して
改善していくということが難しくなるのです。
負の感情が先立ってしまうのです。
これはスポーツの世界でも大事なことです。
よく試合後に行われる
「反省会」
というものは、
実際には効果が薄いのです。
「自分たちのチームには○○が足りない」
「○○ができなかった」
こういう思考に陥っていくのです。
減点思考です。
これでは、圧倒的に他チームを上回る能力を身につけるのが難しくなります。
また、
○○できなかった・・・
という否定語が飛びかうため、
チ―ム全体のセルフイメージや自信が気づかぬうちに低下していきます。
それとは対照的に
実際に一流といわれるチームで行われているのは
「反省会」
ではなく
「作戦会議」
です。
どうしたらもっと強くなれるのか。
どうしたら相手チームを遥かに上回る作戦が実行できるのか。
こういう思考で話し合いがされています。
4.120点主義 150点主義
では、どう思考すれば
能力がより発揮されやすいか。
それは、
120点を目指す思考です。
100点がゴールだと考えないわけです。
120点に達したと感じたならば
今後は150点を目指すのです。
お分かりかと思いますが、
これにはゴールがありません。
点数はどんどん加点されていき、もっと上の点数を、
という思考になっていきます。
例えば、野球で考えます。
対戦相手が非常に守備の強いチームだったとします。
これに対して、
自分たちはその相手チームの守備をはるかに上回る
攻撃力を身につけるわけです。
テストでも考えてみましょう。
120点を目指すので、
全ての回答欄を正しく記入したうえで
さらにそのテストの空欄に
「このテストで学んだこと、成長したこと」を記入するわけです。
もちろん、自主的に、です。
求められていることを遥かに上回る、
それをゴールと設定するのです。
この思考が身につけば、自然と
○○ができなかった。
○○不足だった。
という言葉が出なくなります。
もっと○○できる。
さらに○○な能力を身につけよう。
そういう思考になれるわけです。
5.言葉から
じゃあ何から始めればいいのか。
まずは、自分自身の使っている言葉からチェックしてみてください。
結構、減点主義、100点主義の言葉って普段多く使っていますよ。
それに気づくことから全てが始まります。