2024/09/09
この本は、リクルート社を経て、
都内では義務教育初の民間校長として杉並区の中学校校長を務めた藤原和博さんの代表作です。
今後、社会はAIが発達して、
今ある仕事の半数はなくなると予想されています。
そんな将来に備えて、
この本では、どうしたら生き残っていくことができるのか。
100人に1人の希少価値のある存在になれるのか、
が書かれています。
藤原氏は、1/100になる条件として、
7つの条件をあげています。
ケータイゲームを電車の中で日常的にするか、しないか
この7つのうちの一つがこれです。
ケータイゲームを電車の中で日常的にするか、しないか
~ケータイゲームを電車の中でしない人になれ!~
これを読んだときに、本当に納得しました。
実は、私も一時期(半年程度)ケータイゲームにはまった時がありました。
最初はストレス発散の目的だったのですが、
気づいたら何時間もやるようになってしまいました。
ゲームは中毒性が強い、とその時実感しました。
やっているときは、別に楽しいわけではないのです。
でも、暇な時間ができるとついケータイに手が伸びて、
ゲームを始めてしまう。
私は、ケータイゲームに自分の時間を支配されていたのです。
そうなると、ストレス発散などされるはずもなく、
逆に疲れがたまってしまいました。
特に、私の場合はスマホをずっと見ていると、
どうしても前傾姿勢になってしまい、
首や肩の筋肉がバリバリに凝り固まってしまいました。
これはよくないと思い、辞める決断をしました。
満員電車はケータイゲーマーが非常に多い
今、電車に乗ってもほとんどの人がスマホを見ています。
文庫を広げて読書をしている人は、本当に少なくなりました。
だからこそ、
電車の中で本を読む人は、今後さらに貴重価値が高まっていきます。
不思議なのですが、
始発に近い5時台の電車には、
ケータイゲームをしている人が少ないのです。
本を開いて勉強している人、パソコンを開いて仕事をしている人が
実に多いのです。
雰囲気も、非常に落ち着いています。
一方、8時台の電車になると、
多くの人がスマホを見てゲームをしています。
8時台だと、どうしても満員電車になるため、
本を読むために、座席に座ることはおろか、
立って本を読むスペースを確保することすら、難しくなります。
だから、どうしてもケータイをただ意味もなく眺めたり、
ひたすらゲームをしたりという行動にならざるを得ません。
8時台の電車には、落ち着いた雰囲気というものはなく、
どことなくイライラしていて殺伐とした雰囲気が漂っています。
本を読む知的な空気感はありません。
だから、8時台の電車は正直良いことなしです。
(いや、時間ぎりぎりまで寝て会社に行けることぐらいでしょうか。)
ケータイメディアと主体的に付き合う
電車の中で、日常的にケータイゲームをしない。
これは、ケータイゲームをしないで済むような環境を自分に用意することも
大事になってきます。
そして、自分自身の時間をケータイメディアに支配されるのではなく、
ケータイメディアを自分自身が使いこなしていく感覚が
これからの時代はより大事になってくるのだと、
強く感じます。